2009年12月12日

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僕たちカメラマンの商売道具といえばもちろんカメラ
中でもプロをプロたらしめていたのが4x5inch判以上の大判カメラでした。輸入、国産合わせて4台の4x5(シノゴ)と8x10(バイテン)1台を使ってきました。さらにカメラの重要なパーツとして大判用レンズが必要ですが、これも17〜8本を揃えて、いちフリーカメラマンとしてはかなり多い方だったと思います。
もともと道具というものに愛着を持つ性分もあったのですが、実際の撮影業務に必要なものだから一本ずつ買い足してきたのです。
道具と技術に少々の感性を加えることで撮影料というお金を発生させるのがプロ。道具がお金を生む訳で、ここがアマチュア写真家やカメラコレクターとの大きな違いです。
_DSC0004
ジナーF2ニッコールW240mm
ジナー(スイス製)はリンホフ(ドイツ製)とならぶ二大大型カメラメーカーで、現在もデジタル関連の撮影機々を積極的に生産しています。
F2はシリーズの中では軽量で建築やインテリアで使用されることの多かった機種。
ニッコールは日本のNIKONが製造するレンズ。ただし大判レンズは生産終了、メーカー在庫もなし。


ところが・・・
撮影のデジタル化によって、件の大判カメラ、レンズの使用機会がほとんどなくなってしまいました。僕自身がデジタルでの撮影を選択しているからでもありますがここ数年4x5フィルムでの仕事をしていません。
プロの道具がお金を生まなくなってしまったのです。
長年使ってきた機材に愛着はあるものの都内のオフィスでは収納スペースはいつも不足しています。
さらにデジタル機器は短期間でのアップデートを強いられて資金もいつも不足がち・・・となれば「歌を忘れたカナリヤ」を後ろの山に捨てるには忍びないものの…・現金化!ネットオークションに出品です。

oobann72mm








右シュナイダー社製スーパーアンギュロン72mF5.6XL
建築、インテリア撮影に適したドイツの名玉


今、ネットオークションを覗いてみると、出番を失い、持ち主だったプロに放出された大判カメラ、レンズが多数並んでいます。かつてのマニア垂涎の名機、名玉が信じられないくらいの低価格で身の寄せどころを求めているのです。買い手の多くはアマチュア写真家、コレクター、中古機材販売業者かと思われます。
出品するからには少しでも高く売りたい、出来れば優しき写真愛好家に引き取って頂きたいというのはこちらの勝手な言い分。
本音を云うと、鉄とガラスのずしっとした量感をもった物をパソコンのソフトという実体のない、いかにも軽々としたモノへ取り替えたときの喪失感がちょっとつらいです・・・ただのセンチメンタリズムなのでしょう。(きっとそうでしょうね)
そうかもしれないけど、我が儘ついでに云わせていただきます。
「願わくば、わが愛しのレンズ達よ、新しい主人の目となってこのうわついた時代の行き着く先を見届けてくれ!」
・・とうわついたオークションウォッチャーの僕は夢想する毎日です。
請う!高値落札!!

じゃぁ また




(20:07)

2009年11月30日

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洋酒やさんの広告など冷やかしていたら、そのS社の缶コーヒーとビールのCMでお馴染み、Rocker「永ちゃん」〜矢沢永吉の映画が封切りになっていました。
先日の東京国際映画祭の特別招待作品だった「E.YAZAWA〜ROCK」
「永ちゃん」の35年の音楽人生を追ったドキュメンタリー作品です。

で、六本木ヒルズ金曜深夜27:40(土曜3:40am)の回を観てきました。
金曜の夜の喧噪が残る六本木、若者の多くは同時上映中のマイケル・ジャクソンThis is itの方へ(当然ながら)流れたようで、さすがのYAZAWAも観客は5人でしたが・・・
_DSC0090E.YAZAWA ROCK
製作・監督:増田久雄
監修:矢沢永吉 東映 91分
E.YAZAWAのライブや映像ソフト、テレビのドキュメンタリーを見慣れたファンにはいつもの構成なのですが、還暦Rockerの歴史を振り返りちゃんと泣かせどころもある!矢沢を一度も観たことがないという方にこそお薦めです。


その昔、キャロルの頃Fanky monky baby一曲が聴きたくてベスト版
「キャロル20ゴールデン・ヒッツ」というアルバムを買ったのですが、
あまり聴かないまま友人に譲ってしまいました。解散後ソロになって
「時間よ止まれ」など小耳にしながらも矢沢永吉のアルバムなど見向きもしないで過ごしていました。
それが10年ほど前、あまりのYAZAWA人気にふと興味をそそられDVDを入手、結果すっかりはまり込んでしまったのです。武道館ライブへも一度行ってきました。
YAZAWA-2・SUBWAY EXPRESS
   LIVE IN HOUSE

・SUBWAY EXPRESS
   LIVE IN BUDOKAN

1998年のツアー、小さいハコ(ライブハウス)といつもの大きなハコ(武道館)でのライブ。この時「永ちゃん」50歳が目前でした。これからさらに10年、全く衰えも見せず9月の還暦コンサートは東京ドームで!

YAZAWA-3
人から「パワーをもらう」という云い方がありますが、元気で前向きな人を見ると、自分も気持ちが前向きに変わってくる、良い景況を受ける・・ということは確かにありますね。
不況で気も滅入りがちなこの頃です、元気になりたいと思ってるかた、是非E.YAZAWAをお試し下さい。
よろしく!・・・

じゃぁ また


(19:07)

2009年11月17日

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地下鉄に乗ったら、目に飛び込んできた某洋酒メーカーの広告。
えっ!・・と一瞬目を疑った。
赤字で「NO MUSIC,NO WHISKY.」とある!?。
それにしても、これ「No〜,No〜.構文」でちょっと流行ったアレのパクりかぁ!と他人事ながら心配になった。しかしよ〜く見るとあのレコード販売店とのコラボってことになっていて、有名ミュージシャン6組とウイスキー6種の組み合わせで打った、大規模販促キャンペーンということらしい。予算って有るところにはあるのだなぁ!う〜ん
suntory

では僕が事業仕分けでバッサリと切ってみよう
本音を質せば、昨今の若者が離れてゆくウイスキーコンパクトディスクという商品を扱う両社が、危機感を持って手を組んだってことなのだろう、きっと。
それにしてもこういうことを本気で「カッコいい」とか「オシャれ〜」と思っているようなクリエーターさん(とやら)がいまだに健在なんだなぁ!大丈夫かぁ?お気楽でウラヤマシイゾ。
でも今の若者は「ウイスキーの主成分は税金広告宣伝費」ということくらいちゃ〜んと知っている。
こんなハイボールの泡みたいな広告やってたらますます売れなくなりまっせ、S社長っ!
「大人のウイスキー文化が消滅する」なんてことを本気で憂えているんなら、いっそライバル洋酒メーカーN社とのコラボでもやったらどうか。
モデルは自社の疲れた営業マン、
あの有名コピーもいただこう。
「酒は流れない、在庫は積み重なる。」
〜窓際営業のトホホな毎日〜
買って下さいお願いしますってやってみたら
まぁ 余計なお世話だけど・・・

ついでに一句〜
まかないは 麦より胡麻の さじ加減
お呼びでない?
こりゃまた失礼しました〜っ

じゃぁ また




(21:57)

2009年11月16日

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最新のデジタル技術によるリマスターで音質画質が向上するのは結構なことです。ただシリーズものなどをコレクションするときには一括買い、いわゆる「大人買い」しておかないと、リマスター版発売にともなう仕様変更で痛い目に遭うことに・・・
つい最近もありました。山田洋次監督作品、変形ロードムービーの傑作にして世界最長の映画シリーズ「男はつらいよ」全48作プラス1。そうですあの「寅さん」シリーズがHDリマスター版で再発売!
実はコレクション途中でした。
イタリアのネオリアリズモ作品も集めれば「寅さん」も集めます。
手元に置いて繰り返し鑑賞したい名作ですから。
otokoha
第1作から順に集め、途中期間限定ながら廉価版にもなってやっと30作まで買ったところで、今回のHDリマスター版の発売、パッケージの変更と1,000円の値上げ!
あと19作品はネットオークションで探すしかない。
HDリマスター版BOXセットの一括大人買いだと15万円だしなぁ

レーザーディスク時代にも一度挫折しているのだが・・・。



ところでHDリマスターって?
愛車ハーレー・ダヴィッドソンかと思いきや High Definition
高精細度とのこと。HDTVで高精細度テレビジョン、分かり易くいうと
ハイビジョンのことらしい。ここでもアップデートがついてくる。
今までので十分なんですけど
・・・・「それを云っちゃぁおしまいよ」ですか??

じゃぁ また





(18:04)

2009年11月07日

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結局BOXセットのような「大人買い」は出来そうにありませんので、今回のリマスター盤は買わないことにしました
買ってません・・ので聴いてません。
「ビートルズリマスター盤・ブログ」〜などの検索からいらっしゃった訪問者の方、ご苦労様です。ここには有効な情報は一切ありません。次の候補へどーぞ!

・・で先の「オールディーズ」以外のベスト盤といえば
akaaocd
ビートルズ公式ベスト盤
The Beatles 1962〜1966
The Beatles1967〜1970

1973年LPレコード
1993年にデジタルリマスターで
CD化 通称、赤盤青盤。



今回の「リマスター盤」の熱が冷め、また大規模の販売促進が必要になる頃、3〜5年後くらいでしょうか。新リマスター版の赤盤青盤が出るのでしょうきっと!公式ベスト盤「オールディーズ」の初CD化と合わせて盛り上げるのも手かも。皆さん頑張って買いましょう(僕はもういいです)

音の方はこれまでのLPレコードとCDで聴き続けることにして、もうひとつの「動くビートルズ」、映画の方を少し。
仕事が集中してしまいここ3週間ほどまったくハードな毎日でした。やっと一段落付いたので「朝から晩までまったくたいへんな毎日だったなぁ・・」とこれ観直してました。
harddaysA Hard Days Night(日本国内盤LP)
映画「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」のサントラで3作目のアルバム。曲順はオリジナル盤と同一ですがジャケットに映画のスチール写真を使った日本オリジナル仕様。ジョージがギブソンJ-160E(1962年製)を弾いてリードヴォーカルをとる「すてきなダンス」I'm happy just to dance with youのシーンです。

harddays2左:A Hard Days Night(DVD)
右:A Hard Days Night(CD)
1964年のオリジナルの冒頭にジョンのI'll cry instead を加えたニュープリント版。1982年公開のこれもデジタルリマスター版ということになります。CDはオリジナルジャケット。


ビートルズの映画といえば1970年代によく「ビートルズ大会」と銘打った3本立ての上映がありました。この「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」「ヘルプ」、「レット・イット・ビー」の3本です。
4〜5回は観に行ったでしょうか。まだ家庭用のビデオデッキもなくて、時々上映中のスクリーンをカメラで撮影してる奴が居た時代のお話です(ホントです!)たまにフラッシュ飛ばしたりで、今でこそ笑えるケースもありました(ホントです!)、スクリーン真っ白だろっ!こんなネタなら色々ありますよ・・

そして現在「ヘルプ」の方はDVD化されましたが、「レット・イット・ビー」がまだです。YouTubeに細切れにアップされてます(アップルの屋上ライブGet backなど)
いちばん観たいフィルムですが版権等いろいろ難しいようです。10年ほど前、海外版のレーザーディスクが中古で出ているのを見かけましたが
15万円の値が付いてました!!
映画「レット・イット・ビー」のデジタルリマスター版DVDの発売なら僕もショップへ走るかも。
そうか結局公私ともに「デジタル」に踊らされてるんだな。
「デジタルリマスター販促」と「大人買い〜一括買い」についての所感はまた今度書き込み予定です。

ところで「A Hard Days Night」の邦題が「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」・・ってずっとへんだなぁと思ってました。声に出して読めない日本語でした。
あの水野晴郎さんの命名だったんですね・・・まぁ時効ということでOKといたします。
「ヤァ〜やぁ〜ヤ・・・」やっぱり云えないんだよなぁ!

じゃぁ また




(22:13)

2009年10月01日

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先月の発売以来売れ行きは好調のようで、14作品をまとめたBOXセット
(35,800円)も初版完売で入荷待ちです。(10/3.入荷予定とか)
書店の音楽コーナーには関連書籍、ムックが目白押しで、
相変わらずのビートルズ人気!・・とちょっと前なら素直に反応出来たのかもしれませんが・・
beatles1
米国「利満兄弟」とやらの不始末で100年に一度の不況に誰もがみんな苦しい。物が売れないのは音楽業界も同じでしょう。若者のCD離れは進む一方で弱り切った業者(アップル、EMI)が奥の手、最後の神頼み、伝家の宝刀抜き放ったのが今回の「ビートルズ・リマスター盤」ではないでしょうか。
中高年から若者まで、しかも全世界的に展開出来るタマといえばビートルズ以外考えられませんから。
日本にもビートルズ世代と呼ばれ、団塊の世代とも呼ばれる、葱を背負ったカモさん!いや優良消費層の存在が在ります。
多数派で、BOXセットのような「大人買い」が出来る世代、それに案外
「新しモノ好き」の人達です。

僕自身はこの世代の幾分か下の年代でして、
先日、ポータブル電蓄の話(9/14)のなかで、ビートルズのシングル盤に触れましたが最初に買ったビートルズのレコードがあのEP盤Let it Beだったのです。数ある洋楽ヒット曲のひとつとして買ったわけで、この時すでにビートルズは解散状態。そして最初に買ったビートルズのアルバムもOLDIESというベストアルバムでした。

oldiesCOLLECTION OF BEATLES
OLDIES(LPレコード)
1966年発表の第8作目のアルバム
シングル曲を集めた
ビートルズ初の「ベスト盤」
オリジナルアルバムとしては唯一
CD化されていないものです。
解散後(1973年)に出た通称「赤盤、青盤」と呼ばれるベスト盤はCD化されています。


「OLDIES BUT GOLDIES」となっていてこれは「Oldies But Goodies(古いけど良きもの)」いわゆる「なつメロ」のもじり、ビートルズはこの時点で「ベスト盤」・「グレーティスト・ヒッツ」を出すグループになっていたということです。(その後LPレコード、CDとも一通りのオリジナルアルバムは買いそろえました)

ビートルズ全盛期に遅れてきた世代のちょっと冷めた目で見ると、今回の「リマスター盤」とは1987年のCD化というメジャーアップデートに次ぐマイナーアップデートと考えます。反則いや販促ですね。謳い文句にはちょっと引きつけられたりもしてますが「また買わされるの?」感が強いですね。
仕事がデジタル化して以来、ソフトの無用な(と僕は思う)アップデートに翻弄されてまして、素直に喜べないのです。マイナーアップデートな今回のリマスター盤も実はまだ買ってない。いや買わないかもしれない。理由はカンタン!今までので十分だから。
「大人買い」も出来ない僕は、意地になってCD化されてないOLDIESに針を落として聴いてま〜す。

じゃぁ また


(20:16)

2009年09月16日

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静岡へはもう何度も行きましたね〜
それでも家康の城、駿府城(跡)へ行ったことがありませんでした。
本日撮影の後やっと城趾、駿府公園を歩くことが出来ました。
sunpujo1

sunpujo2駿 府 城
静岡県静岡市葵区城内
別 名:府中城、静岡城
築城年:1585年
築城主:徳川家康

: 巽櫓と東御門(復元)

: 本丸跡 徳川家康像
天守閣再建の計画はあるそうですがまだ大分先になりそうです。
健康に気を遣い運動のためよく鷹狩りをしたという家康の像。地元の殿様の像は凛々しい佇まいで造られるのはどこも同じです。


家康は生涯に三度、ここ駿府城で過ごしました。幼少時には今川家の人質として、2度目は1585年に駿河国の支配者として駿府城を築城、三度目は江戸に幕府を開いたのち引退して大御所政治の本拠として。亡くなったのもここ駿府城でした。
家康を描いた作品といえば、まずは山岡宗八「徳川家康」
単行本で全13巻(文庫だと全26巻)もある大作!
興味はあるものの大作過ぎて、実はまだ手が出せないままなのです。
これは先の楽しみに取っておくとして、この「城を歩く」シリーズの
切っ掛けとなった司馬遼太郎の作品から「覇王の家」を紹介しておきます。家康の生涯のダイジェスト版で司馬史観がよく出ている作品と云えるかもしれません。
HAOU
NIGERO















もう一冊、とても面白いのですが曰わく付きなのが
池宮彰一郎「遁げろ家康」で、現在は絶版回収の作品です。
(版元は朝日新聞社。ネットオークションには出回っていますが・・)
〜「遁(に)げろ家康」の記述に「覇王の家」との類似箇所が多数ある、早い話「盗作である」がその理由。読んだときにはちっとも気付きませんでしたけど。本人(池宮)はもともと司馬遼太郎のファンで、「資料と先輩作家たちの作品が混ざってしまった。自戒の意味から絶版をお願いした」と潔かった。写真なんか撮ってる身からすると、つい好きな写真家の作品に似た絵柄になってることってあるのですよ。
さらに好きな作品「島津奔る」が同じく司馬遼太郎「関ヶ原」に酷似で絶版回収と続いてしまい残〜念でした。よっぽど司馬さんが好きだったんでしょうね。
まさか「本能寺」が「国盗り物語」なんてことは・・・
池宮氏は一昨年亡くなられましたが、僕は好きでした。

家康の遺勲「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし」
明日もカメラや三脚の重さに耐えながら遠いところへ行かなければ・・

じゃぁ また

(23:35)

2009年09月15日

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(13日のつづき)
保存修理工事中で川越城を見ることは出来ませんでした。
それではと「小江戸」川越、朝ドラ「つばさ」の街を歩いてみたのですが・・・・・
 歩行者天国となって賑わう蔵造りの町並み
kawagoe2

観光ガイド「るるブログ」のようなものは僕には書けないようで、やはり視線は妙なところへ行ってしまうのです。

kawagoe2割烹料理店のウィンドウに
「ナイトフライ」!?

裏通りを歩いていると、良い雰囲気の割烹料理店が。
観光客相手のランチサービスなどもやっているようですが、目に留まったのはフレームに入れて掲げられたLPレコードのジャケット。店主の趣味でしょうか。それにしてもドナルド・フェイゲン「ナイトフライ」じゃありませんか!
唐突の感は否めませんでしたが、しばらく眺めるうちに想像も拡がって思わず笑みがこぼれてくるのでした。

fagenナイトフライ
ドナルド・フェイゲン(LP)
1982年 / Warner Bros.
スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲン初のソロアルバム。
楽曲はもちろん、完全デジタル録音された音の良いレコードとして今でもロック、ジャズ両方のファンに支持されています。
この’82年は初めてCDが世に出た年でもあります。


さて件の料理屋のご亭主、まだCDというメディアが出回る前の’82~3年頃この「ナイトフライ」を買ったとしたら現在は50歳位でしょうか。
東京での学生時代にはバンド活動などやっていたのかも知れません。
包丁修行が始まるまでのモラトリアムの時代、プロのミュージシャンを夢見たこともあったあの頃、バックグラウンドには「ナイトフライ」が流れていたのかも。
大江戸の夢の続きを小江戸で反芻しながら包丁握っていらっしゃるのでしょうか。
降ろせない家の暖簾と心の旗・・・なんてストーリーはいかが?
音楽のある風景から、会ったこともない他人の人生に勝手な想像が膨らみます。

話をレコードに戻して、この「ナイトフライ」はモノクロのジャケ写のかっこ良さも当初から人気の要因になっていて、所謂「ジャケ買い」をした人も結構多いはず。
ちょっと分かり難いかも知れませんがジャケ写の中でデスクに置かれているレコードはソニー・ロリンズ1958年の「コンテンポラリー・リーダーズ」ですね。
アルバムのライナーでフェイゲンが「50年代後半から60年代の初めにかけて、アメリカ北東部の街の郊外で育った自分のような若者・・・云々」と云っている時代をイメージさせる仕掛けになっています。

sonySonny Rollins &
The Contemporary Leaders

ソニー・ロリンズ 1958年10月
米西海岸の代表的レーベル「コンテンポラリー」」でリーダーアルバムを作ったミュージシャン達をバックに録音。100パーセントのモダンジャズです。追加の「ジャケ買い」をしたロック小僧はズっこけただろーね(ジャケ写はカラーです)


「小江戸」川越から帰って、久しぶりに2枚のレコードをとりだして回しているうちに、気持ちはすっかりアメリカへと飛んでいるのでした。

じゃぁ また

(19:31)

2009年09月14日

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9月9日 ビートルズ・リマスター盤発売。
困ったときのビートルズ頼みか売れ行きは上々のようです。
アルバム毎の人気では1位ABBY ROAD 2位Let it Be・・ということで
Archivesシリーズ第3弾はちょっとビートルズにも関わりが・・
・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2007年12月15日記
先日実家の大掃除をしたところ懐かしいものが出てきました。
ポータブル電蓄と呼ばれたレコードプレイヤーです。小学生の頃すでに自宅にあった物で、最初アニメの主題歌などを聴いていました。坊主頭の中学生になった頃、深夜放送で洋楽を聴きはじめました。好きな曲が見つかったら次はレコードを手に入れて再生しなければなりません。
ふたたびこの電蓄のお世話になったのでした。
電蓄1
ポータブル電蓄
東芝GP−15






行方不明になっていたシングル盤も何枚か一緒に出て来ました。早速ターンテーブルに載せて、動くかどうか恐るおそるスイッチON
ボリュームに多少ガリ音があったもののモーターも無事に回転し、スピーカーからチープながら何とも懐かしく心温まるサウンドが流れ出たのです。曲はLet it be. 気分だけ中学生に戻って聴き入ってしまいました。
電蓄2
The Beatles
Let it be
シングル盤
(EPまたはドーナツ盤とも)
B面:You know my name




東京に持ち帰り、手を入れてみようと裏蓋をあけたところ、なんと真空管式でした!(知らなかった!)
電蓄5







このポータブル電蓄、小さいながらレコード再生に必要な全ての機能を持っています。
針(カートリッジ)とそれを支えるトーンアーム、レコードを回転させるターンテーブル。
さらにフォノイコライザー、パワーアンプにスピーカー。
アンプは管球式です!同じレコード再生の目的でそれぞれをマニアックに超高級機でそろえたら、車一台分くらいの価格の組み合わせだってあるわけです。
必要最小限の機能で立派に本来の目的を果たす電蓄、老いてなお現役。
粗にして野だが、卑ではない!(城山三郎著)」・・なんて言葉も思い出し、なぜかとても格好いい奴に見えてきたのでした。
我が身はと云えばOSソフトのミスマッチに悩まされ続ける日々。
アップデートってどうしても必要なのかい?・・オーディオの小宇宙のような電蓄の裏側を覗きながら、そんなことを考えてしまいました。

じゃぁ また

・・・・・・・・・・・・・・・・・以上過去ログ2007/12/15

2003年にLet it Be...NAKED
今回のリマスターだって結局アップデートだよなぁ・・
電蓄で聴いたチープなサウンドでも体ごと何処かへ連れて行かれるような響きがあったのですが・・
今度のCDも何処かへ連れて行ってくれるのだろうか。
(まだ買ってない)

じゃぁ また


(15:40)

2009年09月13日

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一人焼き肉、一人ホルモンが話題になっていますが、
僕は昔からよく一人で「焼き肉」に行きます。
先日、とある焼肉店でのこと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ミノ、一人前」
とオーダーすると
焼肉店の美しい娘が花を差し出しました。
(聞こえなかったのか、花はどうやら山吹の花らしいが・)
「あの、・ミ・ ノ・ を一人前・よ・ろ・し・く」
それでも娘は無言で花を差し出すのみ・・・・
空腹でちょっと気も立っていたので僕は
「花が欲しいのではありません、もうけっこうです」
と店を出てしまいました。

家へ帰ってその話をしていると、我が家の執事が進み出て
「若様、それは、[七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞかなしき]という歌があります。その娘はミノが売り切れてもうひとつもないということを山吹にたとえたのではないでしょうか」
・・と言うではありませんか。

驚きました。僕は自分の不明を深く恥じ
以後歌道に精進するようになったのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・という話をそのまま人に云ってはいけませんョ。
賢明なる訪問者の皆様にはすでにお分かりのとおり
これは太田道灌山吹伝説が元ネタ、ミノは雨具の「蓑」ですね
(と説明するまでもありませんが)
高校生のころ古典が苦手だった僕がただひとつ憶えているお話です。

扇谷上杉家の家宰太田道灌が築城した埼玉県川越市の
川越城を見に行ったのですが
kawagoe3川越城
川越市郭町
本丸御殿保存修理工事
進行中(平成23年3月まで)
築城:1457年
築城主:太田道真、道灌
完全に覆われていて今回は全く見ることが出来ませんでした。

kawagoe4市役所前の太田道灌像

城は歩けなかったものの川越市は
「小江戸川越」を前面にいま町おこしに成功した地方都市としても注目されています。特に今年NHK連続テレビ小説
「つばさ」(9月末まで)の舞台となってからは新たな観光客の誘致にも成功しているようです。
日曜日、晴天、歩行者天国、つばさ人気で賑わう川越の様子はまた今度。


追伸:鍋料理で、具がすっかり無くなったとき
「実のひとつだになきぞかなしき」・・静かになります。
古典的オヤジギャグってやつでしょうか。


じゃぁ また


(23:11)

2009年09月11日

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昨2008年は東京タワー誕生50周年でした。昭和33年生まれです。
東京タワーと同じ歳、50歳といえば日本経済と共に成長し、バブル経済とその崩壊も経験、そして今100年に一度とやらの不況に追われて苦しい日々を送っている世代の姿が目に浮かびます。生き残りを模索する世代と言えるかも知れません。
 当の東京タワーの方も2011年7月にアナログ放送が終了し、地上デジタル放送の電波は墨田区に建設中の新東京タワーTokyo Sky Treeから送り出されることになります。東京タワーは間もなくテレビ放送の第一線から退こうとしています。
「50歳」「アナログからデジタル」「世代交代」・・なんだか暗く
いやいや上を向いて歩きましょう。
あの赤い鉄塔を見上げて来たように。

mono
東京タワー物語
2008年10月 日本出版社
著 者
町田 忍 泉 麻人 曾野綾子
開高 建 河本三郎 桐生五郎
佐藤江梨子 沢木耕太郎
金井美恵子 綱島理友 富田 均
中沢新一 原田宗典 松山 巌
姫野カオルコ 森 達也

16人の著者が東京タワーへの想いを綴ります。うち4人が東宝の怪獣映画「モスラ」に触れています。実は僕も東京タワーに繭を造ったモスラのことが強く印象に残っているのです・・世代だなぁ


東京タワーの映画と言えば、これは外せません
monogatari3
三丁目の夕日
2005年
ALWAYS
続・三丁目の夕日
2006年
山崎 貴 監督作品




こんなのもありましたが
monogatari2
東京タワー
江國香織
2001年マガジンハウス
東京タワー
リリー・フランキー
2005年 扶桑社

時流に乗るってヒットの条件でしょうが潮が引いた後の寂しさを感じるのは僕だけでしょうか?
ブックオフでリサイクル!かな。

じゃぁ また



(18:36)

2009年09月06日

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tokyotower

港区あたりを車で走るとき、ビルの谷間に見え隠れするタワーはいつも上半分ほど。
周りに高層ビルが増えた今となっては、全体像を捉えられる場所は限られています。
大展望台(低い方の展望台)はすでに展望台としての役割を終えているのかも知れません。

ただ東京タワーの本来の役割はあくまでも「電波塔」
(正式名称は日本電波塔
時々この事実を知らない人もいて驚くこともありますが、今もテレビ・ラジオ(FM)の電波を発信し続けているのです。

かつて「電波塔」としての東京タワーを強く意識していた時期がありました。
FM放送が貴重な音源だった頃、送られてくる音楽を少しでも良い音で聴き、残そうとしたエアチェックの時代です。(1980年代の半ばまでかと考えます)
良好な受信こそが高音質の条件で、幸い東京タワーから10km以内の強電界地区に住んでいましたが、それでも安アパートの室内にトンボ型と呼ばれた2素子のFM専用アンテナを立てていました。
耳をすますように、文字通り東京タワーに向けてアンテナを張り、音を拾い集めていたのです。

送られてきた音楽、その場で消えてしてしまうはずだった言葉の一部はテープに記録され今でも再生することが出来ます。
驚くのはテープに残せなかった言葉が不意に当時の音声のまま甦ってくる瞬間があるということです。
文字のなかった太古の「語り部」の仕事を想わせます。ときには文字よりも心に残る声があるということでしょうか。
今でもあの赤いタワーを見上げると、電波に乗って飛んでゆく音や言葉を感じます。

揚げていたトンボのアンテナを外して20年。
溢れる情報に眼も耳も感度低下や混信などをおこしがちなこの頃です。
もう一度心のアンテナを張り直す時かもしれません。
港区あたりを走りながらそんなことを思うこの頃です。

じゃぁ また




(16:31)

2009年08月31日

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TT-3

故郷で過ごした期間のちょうど二倍の日々を
ここ東京で生きたことになる。
故郷は今はもう「行く」ところで、東京が「帰る」ところだ。
新幹線で、飛行機で、高速道路で帰るとき、視線は東京タワーに引き寄せられる。
帰りはいつも夜になり、ライトアップされた赤いタワーが迎えくれる。
送り出される電磁波に同調するのか、胸のあたりが熱を持つ。
その刹那、今日一日のこと、会った人、待つ者のことが心を過ぎる。
故郷を出るとき揚げた旗は、だいぶ傷んで色褪せたが、まだ降ろされてはいない。
降ろされることのない幾百万の旗が、あの赤いタワーのてっぺんに翻っているのかもしれない。
そんなことを少しだけ想う。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨2008年は東京タワー建設50周年でした
タワーについて語りましょう
コメントをどうぞ!

じゃぁ また


(20:30)

2009年08月28日

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大和は国のまほろば・・良いところです。
半年前、梅の花の頃、奈良県大和郡山市へ行く機会を得、筒井順慶の居城郡山城を歩いてきました。
筒井順慶が宿敵松永久秀を信貴山城に攻め滅ぼし、信長より大和を安堵され天正8年(1580年)に築城。
後に秀吉の異父弟の秀長が入城し紀伊・和泉・大和三国100万石に相応しく拡張されました。
現在一部、追手門、櫓が復原され桜の名所、憩いの場として市民に親しまれています。
 ↓本丸西面(左手奥が天守台)
koriyama-3

(復原)追手門と追手向櫓
koriyama-1郡 山 城
奈良県大和郡山市城内町
築城主:筒井 順慶
築城年:天正8年(1580年)
改築:天正13年(1585年)
   豊臣秀長
 築城主の筒井順慶は「洞ヶ峠」の逸話で有名な大和の戦国武将。
本能寺の変で信長を討った明智光秀からの援軍要請にどちらつかずの態度で洞ヶ峠まで兵を出し「日和見」をした後、戦況有利な秀吉側についたというもの。実際はこの郡山城にこもって時間稼ぎをしたらしいが、確かに「日和見」主義に違いない。


それでも日和見主義を指して「洞ヶ峠」とか「順慶流」と400年以上に渡り揶揄されるとは順慶さんも草葉の陰で悔しがっていることでしょう。一族郎党の生命財産を預かる戦国大名なら状況判断、ときに様子見も戦術のうち、みんなやってたじゃないかと云っているかもしれません。

関西には筒井氏の末裔は多いらしく、作家筒井康隆氏もそのひとり。
僕も20代に沢山読んだ筒井作品に「筒井順慶」があったのを思い出し、少々黄色く変色した文庫本をもう一度取り出してみました。
歴史や戦国武将などには興味もなかった20代には今ひとつその面白さが分っていなかったようです。郡山城訪問の前後2回読み直して、久しぶりに筒井康隆世界に引きずり込まれてしまいました。
junkei
「筒井順慶」
筒井康隆 著  角川文庫
歴史ものといってもそこは筒井流。
SF作家の俺(筒井)がご先祖順慶「日和見」の汚名を晴らそうと悪戦苦闘、結局歴史小説と言っても主人公に対する作家の勝手な思い入れで綴られたフィクションに過ぎないではないか!・・という歴史小説パロディー。ドタバタ爆笑と歴史物語が同時に楽しめるのは筒井作品ならでは。順慶の生涯の天敵で戦国の悪役商会会長ともいうべき松永(弾正)久秀もしっかり登場していて戦国史のおさらいにも。

さて筒井作品は笑えても順慶の日和見主義を笑えますか?
毎日の暮らし、特に仕事の上で、天地人よろしく「義」という「正論」ばかりを唱えていれば、煙たがられ遠ざけられるのがオチですね。日和見主義を巧みに隠したニセ武勇伝、要は演出上手が出世してるんですけどね。

じゃぁ また








(19:23)

2009年08月16日

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このところ訃報が続きますが・・・・
13日、レス・ポールもとうとう逝ってしまいました。
ギタリストであのギブソン「レスポール・モデル」の開発者。
つい最近このライブ映像を観て、もう90歳を越えているはずだなぁ・・と思っていた矢先の訃報でした。
les-ldTHE SUPER SESSION IX
〜ザ・スーパーセッション9
「レス・ポール & フレンズ」
1988年レス・ポール73歳のライブ
ゲストミュージシャン:BBキング
エディ・ヴァン・ヘイレン
デヴィッド・ギルモア
ストレイキャッツ
スティーブ・ミラー
スタンリー・ジョーダン他
年齢などみじんも感じさせない演奏です。ギターフリーク必見です。

レスポールモデルといえばすぐにあの美しいシェープが浮かびます。
数え切れないほどのギター弾きに愛用される名機にその名を刻み、とうとう本当の伝説の人になってしまいました。演奏家としても技術者としてもパイオニア精神溢れた94年の素晴らしい人生でした。Les Paulは永遠に不滅です。

レスポールが印象的なギタープレイヤーを思いつくままに・・
jef-LPBLOW BY BLOW / Jeff Beck
先日も来日したジェフ・ベック
1975年のインストアルバム。
内容、ジャケ写ともにとどめの一枚。
She's a Womanのソロを聴いた後、ギター観が変わりました。
邦題「ギター殺人者の凱旋」には苦笑ですが。

1970年代のクロスオーバー時代、ベックやアル・ディメオラのジャケ写などからレスポールのブラックカラーモデルが好みになりましたが、サンバーストカラーは基本中の基本かも。やたら低く構えたサンバーストのレスポールがカッコ良かったのがジミー・ページ(レッドツェッペリン)ですね。
ledDVD
レッド・ツェッペリン〜狂熱のライブ
The Song Remains the same〜永遠の詩
1973年NY.マディソンスクェアガーデンでのライブフィルム。
その昔映画館で観たときにもやや冗長の感があったライブ映画です。今見直してみてもライブシーン以外の余計な演出、特殊効果はいただけません。。器楽演奏の撮影技術も、こんなに未熟だったとは・・・ただそれを全部差し引いても充分保存版になり得るフィルムです。廉価盤でなお結構。


lespicture
最後に訃報を聞いておもわず描いてしまった落書きを添えてMr.レス・ポールのご冥福をお祈り致します。
ちょっと太めで、テレキャスターにも見えるところはお愛想でよろしく。

じゃぁ  また


(18:14)

2009年08月15日

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今日8月15日は普通「終戦の日」と呼ばれていますが、正確には昭和天皇による「終戦の詔書」の音読、所謂「玉音放送」がラジオで放送された日です。(本当の終戦は降伏文書に調印した9月2日)
その運命の一日を再現したノンフィクションをご紹介します。書籍と映画化された「日本のいちばん長い日」です。
映画は子供の頃、親に連れられて見に行きました。少々難しく感じられたものの8月15日の緊迫感がひしひしと伝わってきたのを憶えています。後年レーザーディスク版でコレクションに。

itibann(レーザーディスク)
日本のいちばん長い日
1967年東宝
監督:岡本 喜八
脚本:橋本 忍
撮影:村井 博
文藝春秋「戦史研究会」
大宅壮一編
「日本のいちばん長い日」より


モノクロによる撮影と正確な時代再現、それに何より俳優各人の熱演により全編ドキュメンタリーを観ているような緊張感溢れる作品になっています。このレーザーディスクは1999年に入手、以来何度も観ていますがその都度新しい発見と感動があります。子供心には恐ろしいほど印象の強かった、阿南陸軍大臣(三船敏郎)の自決シーンと青年将校役の黒沢年男の狂気じみた演技は今観ても鬼気迫るものがあります。
書籍は’95年の決定版が入手出来ます。
itibann
日本のいちばん長い日 / 決定版
運命の八月十五日
半藤一利 著 1995年文藝春秋
戦後20年を経た1965年の企画出版時には大宅壮一編として送り出され、’67年東宝で映画化。
’95年本来の著者、半藤一利名義で「決定版」として再発行。読んでから観るか観てから読むか。全日本人必見必読のノンフィクションです。


さらに関連書籍として同じく半藤一利の3冊に目を通しておくとより
一層映画鑑賞の助けとなります。すみずみまで味わい尽くしましょう。
「聖 断」〜昭和天皇と鈴木貫太郎(2003年/PHP研究所)
「ソ連が満州に侵攻した夏」(1999年/文藝春秋)
「昭和史」1926〜1945(2004年/平凡社)
handou













特に「聖断」は先の「日本の〜」とともに一級のノンフィクション、是非どうぞ。
昭和20年には長かった一日も、平成の今日は映画観てBlog書き込んだらあっという間に終わってしまい、休み明けの日常がまた始まろうとしています。何やってんだか(仕事しろ!)
ところで半藤一利といえば今年上半期にベストセラーとなった
「幕末史」もあります。
今のところ未読ですが、来年(2010年)のNHK大河ドラマ「龍馬伝」に備え、幕末史のおさらいに目をとおしておきたいと思ってます。
近くなったらご報告いたします・・何やってんだか(営業行け!)

じゃぁ また

(23:33)

2009年08月13日

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お待たせ致しました。Come Back !です。
前回は映画著作権の保護期間が切れて「格安」\500となった作品
「シェーン」のDVDを買ってみた・・というお話でした。
shen











レーザーディスク版「シェーン」~(パイオニアLDC)は定価\4,700-でしたから確かに格段に安くなっています。
「格安」DVDはその他多数発売されていて、忘れ去られようとしている古い作品がワンコインで手軽に楽しめるのはいいことでしょう。
ただ「格安」カクヤスと云うと何だか中身まで安っぽくなってしまいそうなので最近は「名作DVD」と呼んでいるようですが。
で、肝心の映像を検証した結果は・・・・・「格安」OKでした

比較は、レーザーディスクとDVDをそれぞれプレーヤーにセット、頭出しをしておく。
両者同時にスタートして、テレビの入力を切り替えながら鑑賞するという形にしました。(今回は90インチにプロジェクション)
画像そのものは、新しくリマスターした「格安」DVDのほうが色も鮮やか、シャープで文句なし。
ただ作品自体の著作権が切れても、日本語の字幕は別なので新しく付け直してあり、翻訳者による微妙な言い回しの違いが出ています。
さらに字幕についてDVDは「日本語」「英語」に「字幕なし」が選べてこの点も「格安」に軍配!(新時代デジタル機の勝ちということです)
ただひとつ、映画ファンにはお馴染みのオープニングロゴ、「シェーン」はパラマウント映画ですから、雪山に22個の星、これは「格安」には付きません。(正規版のブランドマークでしょうか)

そんなわけで今後は実を取って、旧作は「格安」で・・と決めた途端、長年探していた幻の「名作」を入手する事が出来ました、カクヤスで。
crowd
「群 衆」〜The Crowd
 1928年
キング・ヴィダー監督作品

1988年アメリカで制定された映画保存法による第一回推薦25作品にも選ばれた1928年の無声映画作品。前’27年に初のトーキー作品「ジャズシンガー」が発表されたものの大半はまだサイレントの時代。
日本では昭和天皇即位の年です。さらに日本未公開だったため映画評論家でもなかなか観られなかった一本でした。ついにGet!です。


メディアがDVDになって製造コストが下がったことで、小ロットでの制作販売が可能になったということでしょう。かつてLPレコードからCDへと変わった頃、幻の名盤、珍盤、奇盤が次々と再発されコレクターを喜ばせたり、時にがっかりさせたりということがありましたが、いま「格安」いや「名作DVD」で同じことが起きているわけですね。
僕としては公有財産になったものはみんなで安く利用すればいいんじゃないかと思ってます。
お酒の安売りチェーンの「カクヤス」の方も時々。
お値段以上〜ですから。

じゃぁ また

(19:27)

2009年07月05日

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埋もれた過去ログを掘り起こし、今一度検証し直すという
反則技「Archiveプラスシリーズ」第2弾!です。

「1953年問題」〜2007年12月19日 記
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
53年映画著作権消滅〜最高裁 格安DVD認める.。(本日:朝日新聞)
1953年公開の映画「シェーン」が改正著作権法の適用を受けるか否かで争われた訴訟で最高裁は「公表後50年を経過して著作権は消滅」の判決。早い話、格安DVDの販売が出来ることになったわけです。
映画著作権の保護期間を公表後50年から70年に延長したのが改正著作権法。2004年1月1日施行の同法を1953年公表の映画にも適用したい映画会社、パブリックドメイン(公有財産)としてDVDを安く売り出したい販売業者。
なんでも2003年12月31日の24時と2004年1月1日の0時は「同じ日」か
「別の日か」という「空白の1日」どころか「空白もない一瞬」の解釈で争われていたらしい。

たしかに1953年は人気作の多い年でしょう。
うちにあったのは
ローマの休日







LPレコードサイズですがレーザーディスクです
・問題の「シェーン」ほか「ローマの休日」「第十七捕虜収容所」
「バンドワゴン」「地上より永遠に」
DVD
第十七・・などはなかなか入手困難な物だったのですけど・・

格安DVDで手軽に名作を鑑賞出来るのは結構ですが、画質や音質の低下、トリミングの変更等オリジナリティーが損なわれないようにしてほしいところです。今のところ格安DVDを買ったことはありませんが、魅力は感じてます。

好きなイタリア映画からも53年作品2枚
終着駅







ヴィットリオ・デ・シーカ 「終着駅」
(監督、ロケ場所イタリアのアメリカ映画かな?)

フェデリコ・フェリーニ 「青春群像」

ところで、映画の著作権保護期間70年をどう思うかと問われれば・・
僕自身、映像業界の片隅に居る人間ですし、知的財産保護には敏感にもなります。コピー文化には馴染めませんが、ただ70年という時間のみを考えたとき、今身のまわりで起きているのは新品も2〜3年で使えなくなるアップデート文化です。70年は想像の域を越えていて、ちょっと長いような気もしています。
上の1953年(昭和28年)7作品を観ながらもう一度考えてみましょうか
            
・・・・・・・・・・・・・・・・・以上過去ログでした。

ということで、今回はじめて「格安DVD」を入手しました。
問題の1953年作品「シェーン」です。
画像の状態など確認した上で改めてご報告致します
もうしばらくお待ち下さい。

じゃぁ また


(17:50)

2009年05月17日

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撮影が終わった頃から、雨が本降りに。
近江八幡の商人屋敷町、雨の八幡堀の景色です
近江路の締めくくりに、たまには一枚の写真に語らせてみましょうか。

hatimanR































まだまだあちこち行き足りない近江の国です
また今度、きっと。

じゃぁ また

(23:10)

2009年05月15日

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nagahama1 長浜城
別名:今浜城
滋賀県長浜市公園町10-10
築城:天正3年(1575年)
城主:羽柴秀吉
昭和58(1983)年再建(模擬天守)
長浜城歴史博物館

一週おいて、2度目の近江路は米原から北へ北陸本線(琵琶湖線)で長浜へ。信長から北近江を与えられついに城持ちの大名になった木下藤吉郎あらため羽柴秀吉の出世城「長浜城」へ。
琵琶湖の水運を利用し、城を中心に商業を発展させるため湖畔に築かれた水城とよべるものでした。
いつもながら再建の模擬天守、歴史を偲ぶアイコンのお城にも登って出世気分を味わいました。
  
 再建天守         秀吉と(石田)三成出逢いの像
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天守から城下と伊吹山方面    彦根、安土方面
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「〜城を歩く」長浜城での司馬作品は
「播磨灘物語」「功名が辻」
それぞれ黒田官兵衛と山内一豊のおはなしですが秀吉の長浜城とは切り離せません。山内一豊も山崎合戦後この長浜城を譲り受け、一城の主へ最初の足がかりとしました。






城下を歩いてみると旧北国街道沿いの古い商店、町家をそのまま生かしたショップが並び、休日のにぎわいが想像出来ます。
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明日は野洲と京都で仕事があるので今夜の宿は大津です。また琵琶湖線乗って南(京都方面)へ。このところ何度か往復している琵琶湖線ですが、左右の車窓には水田、麦畑が広がりのどかです。ちょうど田植えが終わり、水を湛えた水田に民家や山の木々、空と雲とが逆さに映り込む景色は日本の原風景をみる思いです。
なんかすっかり滋賀県ファンの写真屋さんです。

じゃぁ また  ・・・つづく

(22:18)